福祉広報に漫画を活用しよう

Kプランニング

福祉と漫画の親和性というのは、非常に高いと考えています。福祉問題を広報するにあたり、もっと漫画を活用すべきではないか。そんなことを昔からずっと考え、機会がある度に実践してきました。

今回ご紹介するのは、私がセルプショップ・パレット(全国の障がい者施設製品の中央アンテナショップ)のプロデューサーをしていたときの、25年前の作品です。店頭で配布していた冊子で、マンガによる商品や施設の紹介をしていたことがありました。

作画をお願いしたのは、かつて「まいっちんぐマチコ先生」で一世を風靡した、えぴはら武司さん。(最近、マニアの間で人気が再燃しているんですよ)大先生にはふさわしくない気さくな方で、私が書いた台本をしっかりと読み込み、いつも真剣に向き合った作品を描いてくれたものです。今回、えびはらさんの許可を得て、私の著書でもある『障害者の日常術』(晶文社)を紹介した漫画をここで紹介したいと思います。えびはらさんと組んだ作品の中でも、最高傑作だと自負しています。

このようにユーモアあふれるタッチで障がい者の世界を表現していったら、もっと多くの人たちに理解が広がるのではないでしょうか。今でも私はそう考え、いつか施設職員や利用者との毎日を漫画にしてみたい。そんな野望を抱いているのです。「まいっちんぐ〜♫」と叫びたくなるような事件は、全国の障がい者施設でもいつも起こっているはずですからね。マンガ化が実現したら、やっぱり作画担当はえぴはらさんしか考えられません(笑)。

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