ウェルジョブ名古屋のオープニングイベント

Kプランニング

名古屋市が総力を挙げてスタートしたという障害者就労支援窓口のウェルジョブ名古屋。そのオープニングイベントが2020年1月30日に名古屋市の中区役所ホールで開催され、戸原が基調講演とその後のシンポジウムのコーディネートを任されました。これまで全国各地で「工賃向上に必要な5つのチカラ」と題する施設の好事例紹介講義を10回あまり行ってきましたが、今回はそれだけではありません。研修イベント全体の企画・人選・出演交渉・シンポジウム司会進行まで担当させていただいたのです。

基調講演として45分バージョンの「工賃向上に必要な5つのチカラ〜全国の事例から考える〜」をいつも通り実施した後、「売るチカラ」「つくるチカラ」「助けるチカラ」で紹介した施設の代表を会場に招き、さらに深掘りしてそれぞれの活動を紹介。さらに「工賃向上のために職員がなすべきことは何か?」というテーマで、熱い議論を交わしました。

出演してもらったのは、徳島県・社会就労センターかもなの三橋施設長(ビデオ出演のみ)、山口県・ふしのエコ事業所の野原指導員、三重県・びいはいぶの菊田施設長。どれも私が取材で出合い、「この人はスゴい!」と尊敬してやまない施設職員です。私の事例紹介では踏み込めなかった細かい作業内容、支援内容について、シンポジウムではじっくりと語ってもらいました。

コンクリートブロックの下請け製造からゴミの片付けというまったく新しい仕事に事業転換することで大成功したふしのエコ事業所。そして施設外就労に特化することで7万円という驚異の工賃実績を誇るびいはいぶ。お二人のお話は、参加者の多くに驚きと刺激、そして希望を与えてくれたのではないでしょうか。お忙しい中、私の依頼に快く応じてくださったお二人に感謝申し上げたいと思います。

これまで数多くの研修会講師を引き受けてきましたが、まさにこんなスタイルの研修会をやってみたかった! つまり、私の事例報告と、実際の施設の方のお話のセット。これほど贅沢な研修はありません。もし可能なら、これからも同じような企画を実現させていきたいですね。主催者の希望に応じて、出演してもらう施設は自由に選ぶことができるでしょう。なにしろ戸原の講義では、40以上の事例を紹介しているわけですから。

きっと、これまでにない反響を、参加者に与えることは間違いありません。既製の研修では物足りないと感じている研修担当の方々。ぜひとも一度、ご検討いただけると幸いです。

ウェルジョブ名古屋のオープニングイベントで基調講演をするKプランニング代表の戸原