るんびにい美術館への取材決定!!

Kプランニング

「月刊福祉」の「人と人をつなぐ実践」というコーナーを担当して、約5年。月刊誌なので、編集担当者は毎月の取材先をどこにするか非常に苦労している様子。そこで私の方から「この施設に取材に行きたい」という希望を出すことがよくあります。これまでにも、守山作業所(愛知県)、眉山園(徳島県)、かいせい(北海道)、佐賀西部コロニー(佐賀県)、みやこ福祉会(沖縄県)、平成会(岩手県)、はこべ福祉会(福井県)等々、けっこう多くの提案が通っています。

提案した施設のほとんどは、知人・友人が施設長だったり、過去に取材して面白かったところだったりするので、自己提案の取材は本当に楽しいですね。その場合、妻も一緒に着いてくることが多いので、仕事だか観光だか分からなくなることもしばしばです(笑)。一応、彼女の名誉のために言っておきますと、運転手役兼、酒席の接待係として大切な役割をになっているのですけどね。

ところで最近、岩手県にるんびにい美術館という施設があることを知り、いてもたってもいられなくなりました。なにしろ障がい者アートというのは私にとって、30年も前から関わっているいわば専門分野。るんびにい美術館は障がい者アート専門の美術館であると同時に、ベーカリー部門やカフェ部門も併設する複合施設となっています。展示されている作品も素晴らしく、東京のデザイナーが関わるMUKUプロジェクトと提携して高級プランド衣料(ネクタイや傘やステーショナリー)にもなっています。

MUKUプロジェクトには前々から注目していたのですが、その作品を提供しているのがるんびにい美術館だということでした。さっそく「月刊福祉」に提案すると好感触だったので、るんびにい美術館代表の板垣さんにもFacebookで連絡。私の略歴をお伝えした上でぜひ取材させてほしいとお願いしました。じつは編集部内では巻頭グラビアの方がいいのでは?という意見があがり、あやうく私は取材できなくなる(担当が違うため)ところだったのです。しかし板垣さんからの「ぜひ興味をもってくれた戸原さんに取材してほしい」との要望で、なんとか私の思いが実現できました。

「この分野(障がい者アート)の取材なら、私に任せてほしい」「べつに自慢じゃなくて、私以上の適任はいない」等とまで大見得を切ったわけですから、それだけの記事を書かなくちゃね。るんびにい美術館の取材は、ホントに楽しみです。

るんびにい美術館サイトの画像